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2002年度・リハ科退院患者さんへのお便り活動報告

「退院患者さんへのお便り活動」はリハビリテーション科の退院患者さんへ1年に1回お便りを差し上げて、身体の状態、リハセンへの要望などをお聞きする活動で3年目になりました。お住まいが全県に分布しているため、センターへ通院が困難な場合もあります。患者さんが元気かどうか、困り事があるかどうかを知る手がかりにと思って始めました。沢山の返信に励まされて現在まで続けています。

2002年5月に退院患者さん810名にお便りを出しましたが、504名の方からお返事がありました。そのうち16名の方からご逝去の報を頂きました。紙面を借りて哀悼の気持ちを捧げさせて頂きます。

全患者さんの療養先をお訊ねしたところ図1のようなお返事でした。

図:療養先グラフ、入院19名、施設63名、自宅360名、退院後の変化、改善53名、悪化167名、不変221名

自宅生活が一番多く、次が施設入所でした。施設入所の患者さん63名の日常生活の状態は、30%が日常生活全介助、40%が一部介助で大部分が要介護状態でした。自宅生活の患者さん360名では、10%が全介助はで、35%が一部介助でした。全介助は少ないのですが、一部介助はかなりの数となっていました。在宅生活一部介助の患者さんの機能悪化を防ぐことがとくに重要と思われました。

次にセンター退院後に機能状態が変化したかどうかをお聞きしました。半分の方は大きな変化なくお過ごしでしたが、38%は退院時点より身の回りの処理が不自由になったとお答えでした。12%は退院時より機能が向上していました。多分ご本人や家族の方が機能向上のために相当の努力をされていることと思います。

私たちは38%の機能低下が何故生じたのかに重大な関心があります。機能低下ができるだけ起こらないような治療体制を作ることが私たちの目標です。

身の回りの始末で何が大変かの質問では、入浴、着替え、階段昇降、歩行の順に困難でした。入浴は風呂場の構造が問題となりますし、着替えは周囲の過剰な援助が問題となることがあります。入浴や着替えは時々専門職種に相談することも必要です。

その他様々な相談、励ましや苦言を頂きました。懐かしい方からの近況報告に担当職員が感激して読んでいました。

お便りの中には、是非「退院患者の同窓会」を開きたいという要望もありました。そのときは私たちもお手伝いに参加しようと意気込んでおります。このお便り活動はセンターと退院患者さんの連絡手段と考えております。今後ともよろしくお願い致します。

(2002年8月、文責 千田 富義)

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