部門紹介


guidance

看護部5病棟

5病棟は、障害を抱える人々の、家庭生活・社会復帰を目指し、機能の維持・向上のためのリハビリテーションを行う慢性期回復的リハビリテーション病棟です。

対象は、発症から2カ月以降の脳血管障害・神経疾患・脊髄損傷・大腿骨頸部骨折術後などの患者さんが多く、紹介される患者さんは、在院日数減少を目指す病院の事情を反映し益々重症化の傾向にあります。さらに、在宅生活中に再発したり、加齢や廃用により機能が低下、もしくは身体機能、能力維持のために再入院してくる患者さんも多くみられます。顔見知りの患者さんとの和気あいあいとした雰囲気も感じられる病棟です。

リハビリテーションは訓練室でのみ行われるものではなく、日常生活全てが訓練であり、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床心理士・ソーシャルワーカー・管理栄養士などが連携を取りながら、患者さんの退院後の生活を見据え、QOLを高めるために、日夜取り組んでいます。

また、患者さんは、障害の程度に関わりなく、スタッフや家族の働きかけの度合いが高ければ高いほど、よりリハビリテーションに対する意欲や、満足度が高くなる傾向が見られます。患者満足度アンケート調査などから患者中心のケアーを目指し、ベッドサイドに足を運び患者さんとコミュニケーションを図るように努めると共に、家族の方に対しても、患者さんと主体的に関わることができるように、退院指導などを通じて積極的な働きかけを行っています。笑顔で退院される患者さんの姿は、私たちにとって何よりの喜びです。

患者さんを取り巻く厳しい社会環境や、介護力の不足などにより施設入所を余儀なくされる場合もありますが、患者さんの健康管理や、安全な療養環境に十分に注意を払いながら、少しでもQOLを高める事が出来るよう、これからもチームワークを大切に、リハビリテーション医療に取り組んでいきたいと考えています。

写真:リハビリ科合同カンファレンス
リハビリ科合同カンファレンス

ページトップへ戻る