部門紹介
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看護部7病棟
7病棟は、認知症閉鎖病棟です。精神科領域の病棟で重度の認知症の方が多く、症状別では特に幻覚・妄想・誤認、睡眠障害のある患者さんが多く入院されています。次いで興奮・易怒性や暴言・暴力等があり、その症状を緩和できるように努めています。各スタッフは疾患の特性を理解し、様々な心理や行動症状を持つ患者さんに対して注意や説得はせず、肯定的な態度で接しています。また、ご家族と情報を共有するため、受け持ち看護師が中心となり定期的に患者さんのご家族へ病状や過ごし方をご報告し、患者さんやご家族のニーズに合わせた対応をこころがけています。その他には、コメディカル・家族参加型のパスカンファレンスを通じてインフォームドコンセントを充実させ、治療方針の決定や退院支援を行っています。コメディカルとの連携は重要です。例えば、機能回復に向けた理学療法や精神療法の一環としての作業療法、心理療法のひとつである回想法などがあります。特徴としては介護福祉士が主体となったアクティビティを行ったり、心理担当スタッフによる回想法が行われ、昔の写真や思い出の品などを見たり、実際に触れたりしながら昔の経験や思い出を語り合います。認知症の方は最近の出来事はすぐに忘れてしまいますが、幼少期や学生時代などの昔のことは良く覚えています。
私たち7病棟スタッフは、倫理的配慮についても常に念頭に置き、療養環境においても十分配慮し、少しでも快適に入院生活が送れるように調整しています。