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第7回 自動車運転

イラスト:リハセン講座7

自動車は障害者の生活範囲を広げます。

買い物、通勤、レジャーいずれも自動車があると便利です。障害者の方にとって、自動車は生活の範囲と内容を変えるほど重要な道具です。

現在は、介助しやすい自動車、自分で運転しやすい自動車など、様々な車両ができています。それを活用するとうまく運転できるかもしれません。

どんな人が運転可能?

自動車は凶器にもなるものですから、運転再開は慎重に判断しなければなりません。病気で注意力が散漫になってしまった人、判断力が低下した人は再開が難しい場合が多いようです。

しかし、両下肢の麻痺、左右どちらかの片麻痺であれば再開できる可能性は充分あります。

自動車運転再開には

免許交付後に障害が起き、その後運転を再開する人は公安委員会での検査を受ける必要があります。これを臨時適性検査と言います。

免許センターで平日のみ実施しています。自動車の運転に最低限必要な能力のチェックを行います。

そのとき、運転時に必要な条件が設定されます。たとえば、眼鏡必要、AT限定、左足アクセルなどです。

私たちの施設でも医学的な視点から運転能力を検査したり、訓練することができます。

自動車の改造の例

写真:片手でハンドルを操作するためのノブ

片麻痺の患者さんが片手でハンドルを操作するためのノブです。装着も簡単で、回転が容易になります。

写真:左手用のウィンカーレバー

右片麻痺の患者さんが左手でウインカーレバーを操作できるような装置です。

写真:床面設置のオルガン式のアクセル移動装置

右片麻痺の患者さんが左足でアクセルを操作できるようにする床面設置のオルガン式のアクセル移動装置です。

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