部門紹介


guidance

『患者・家族のためのリハセン講座』開催にあたって

リハビリテーション科入院中の皆様、患者御家族の皆様、残暑お見舞いを申し上げます。当センターは去る6月12日に開院・診療開始2周年を迎えました。この度、リハビリテーション科では診療に対する御理解を頂くと同時に、患者さんとその御家族に対するサービスを目的に、表記の『患者・家族のためのリハビリ講座』を開設する事となりましたので御案内致します。

講座開設の目的

リハビリ科は周知のように、脳卒中などによって生じた日常生活上の困難を扱う診療科であります。医学的管理と治療を行いながら、障害に対する機能訓練を行い、患者さんの家庭復帰・社会復帰を手助けしてゆきます。障害を克服するには、その後遺症が完全に治癒する事が理想でしょう。しかし実際には完全治癒はあり得ず、多くの場合、幾分の残存した障害に対して、患者さん御本人・その御家族・職場などの理解と協力を得る必要があります。また、特に患者さんがケア(介護)の必要な状態に止まった場合には、介護者である御家族が介護倒れにならないような環境作りや、適切な介護方法を学ぶ必要があります。前者は訪問看護やデイケア・ホームヘルパーの利用などが挙げられます。後者には患者さんの日常生活動作の介助法、栄養管理や清潔を保つ工夫、床ずれの防止などがあります。これらを知り、学ぶ機会は地域でも増加してきておるとはいえ、いざ必要になった際に系統だって学ぶ機会はそう多くはないでしょう。本『リハビリ講座』を開設する意義はこのあたりにあるように思います。

講座開設時期とその予定

1999年9月から、毎月2回行います。原則として、第2金曜日・第4金曜日の午後4時から午後5時まで、リハセンター内の講堂にて開催致します。

受講者と受講方法

受講者は、原則として当センター、リハ科入院中、ないし通院中の患者さんとその御家族です。講堂は車椅子での参加も可能です。受講を希望される場合は、当日、会場までお出で下さい。受講料はありません(無料)。

講座内容・講師

主に、脳卒中と関連した医療・福祉(病気やその障害の予防、訓練方法、福祉手続き・ケア方法)が中心となります。講座の最後に質問時間や、時間が許される範囲で個別の相談にも応ずる予定です。講師は、原則として、当センター職員が交代して担当します。

講座の案内

講座内容の掲示・案内:講座内容予定は、数カ月分まとめて掲示致しますが、前月はじめまでに確定分を外来窓口や病棟内に掲示し、また案内チラシを用意致します。今回に限り、御家族に対して郵送による御案内も差し上げました。

本『患者・家族のためのリハビリ講座』が今後発展し定着していきますように、多数の方の参加をお願い致します。

ページトップへ戻る