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リハセンだより第8号(2000年7月発行)

精神科デイケア活動の紹介

デイケア:阿部和子・加藤淳一

精神科での入院治療の必要はなくなったけれども、すぐには自立した社会生活を送ることが困難な場合があります。「精神科デイケア」はそのような方々を対象とした通所施設で、生活指導・生活技術の訓練・作業療法・レクリエーション療法などを帳して、対人関係の改善・社会性の向上・劣等感の克服・自信の回復・体力の回復などを身につけることを目的としております。

目的を具体的に挙げますと、

生活指導

日常生活において基本となる行動のアドバイスを行うとともに、積極的・自主的に社会に適応していけるよう援助していきます。

生活技術訓練

より社会生活に適応できるよう、野外レクリエーションや調理実習などを通してして社会のルールやマナーなどを訓練していきます。

作業療法

陶芸・籐細工・タイルモザイク・刺し子などの製作を通して、生産意欲・労働意欲の向上を目指していきます。

レクリエーション療法

スポーツ・トランプゲーム・麻雀・将棋・囲碁・読書などを楽しむことにより、不満や不安などの感情を発散させていきます。

週間プログラムとしては、
月:自主活動、創作活動 
火:陶芸、ビデオ鑑賞
木:音楽活動、創作活動
金:自主活動、スポーツ
となっており、これに加えて月間行事として調理実習や書道も行っております。

当デイケアには現在、職場復帰を希望している方やアパートでの1人暮らしを希望している方などが通所してきており、医師・看護婦・作業療法士の計3名から成るスタッフと一緒に毎日、目標の達成を目指してがんばっているところです。

見学もできますので、興味のある方は是非一度遊びに来てください。

(『リハセンだより第8号』2000年7月)

放射線科標榜に伴う画像検査依頼の受付について

放射線科:犬上 篤(現、秋田組合病院・放射線科)

このたび、当センターでは放射線科を外来診療科として標榜することといたしました。

標榜とは、外来診療科として看板を掲げることができるということです。

では、今までとどう変わるのか?

変わること

主治医またはかかりつけの先生から、直接検査の申込を放射線科で受付できる。

当センターのリハビリテーション科または神経・精神科の外来を受診しなくても良いので、検査予約がスムースになり、外来の先生の診察日に関係なく、検査結果が主治医またはかかりつけの先生に伝わる。

変らないこと

紹介状が必要なこと。予約が必要なこと。

当センターでは多数の高額医療機器を配備しております。これらの機器を地域の医療機関の先生方に共同・有効利用をしていただくことによって、検査だけのために遠方へ出向く時間が節約できます。これによって地域の医療機関の先生方と密接な連携がとれるようになります。

検査項目は

CT(コンピュータ断層)、MRI(磁気共鳴断層)、核医学検査(頭部断層、全身骨シンチ等)、一般X線写真(胸部、腹部、四肢等)、消化器透視・造影(胃、食道の造影検査等)、骨密度測定

検査の対象部分は全身です。必要な検査項目については主治医またはかかりつけの先生とご相談して決定いたします。また検査結果に基づいて、主治医またはかかりつけの先生とご相談の上、より専門的な施設へのご紹介の便宜も図ります。是非ご利用ください。

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