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リハセンだより第33号(2006年10月発行)

着任にあったて

事務部長:鈴木 毅

堺屋太一氏が命名した「団塊の世代」1期生である私も役人生活が残り僅かとなってきました。行政に携わって30数年になりますが最後に病院会計という特殊な仕事で日夜悪戦苦闘するとは思ってもみませんでしたが新しい仕事に意欲を持ち、取り組んでいる今日この頃です。

「団塊の世代」が社会の第1線から卒業し近い将来、年金、介護保険等で若い世代の方々の重荷になっていくことが現実になってきた昨今、医療の面に於いても深刻な問題として国民皆が深く認識しなければいけない課題です。

2006年6月の経済財政諮問会議において小泉首相は次のように話したそうです

「歳出をどんどん切り詰めれば、必要な施策であってもやめてほしいという声が必ず出てくる。増税してもいいから施策をやってくれという状況になるまで徹底的にカットしなければならない」

このことは「聖域なき歳出削減」のかけ声のもと、「だれでもどこでも」という支え合いのネットワークが破れ、人がこぼれ落ちることである。

当病院は県立病院であり経営効率だけで論じることの出来ない様々な使命や理念を持ち運営されている医療機関です。不採算部門を多く持つ特殊病院であるが故に一般会計からの補助金が多く、先の小泉首相の言葉とオーバーラップし、医療現場の悩みは尽きない。医療とは何かという事を深く考えさせられるテレビ番組が1カ月ほど前にNHKで放映されました。

ご覧になった方も多数おると思いますが「運命の犬ディロン」という番組で1組の子供のいない夫婦がひょんな事から捨て犬をもらい受け訓練し、アニマルセラピー犬として社会に僅かばかりだが貢献していくという物語です。舞台は老人ホーム風の施設や、ごく平凡な家庭の日常生活を描いたものでしたが、その中には情操教育の必要性や命の大切さ等を説く、心温まるストーリーでした。

究極、医療というのも技術の他に「心」の占める割合が大変大きいものなのではないでしょうか。

ドイツの社会科学者M・ウエーバーが次のように言っています

政治家にとっては、情熱、責任感、判断力の3つの資質が特に重要である。
「大切なのは将来と将来に対する責任である」。

ここの「政治家」という言葉を「責任ある立場にいる者」と置き換えれば、自分の責任の重さをひしひしと感じます。

今後ともよろしくお願いします。

リハセン祭

健康は未来への架け橋:10周年、さらなる飛躍!地域と共に歩みます

2006年10月14日(土曜日)

リハセンも開設10周年をとなりました。

今年のリハセン祭は、所長の記念講演、民謡ショー、竿灯の実演など、10周年を記念した企画を用意しています。

健康チェック、相談コーナー、作業所の展示・即売、体験コーナーなど、毎年好評の企画ももちろん行います。

皆様のご来院を心よりお待ちしております。

図:リハセン祭プログラム

業務紹介:機能訓練科(理学療法部門)

医療部機能訓練科理学療法(PT)部門には、総勢12名(女性8名、男性4名)のスタッフが所属いたしております。当部門には毎日センター内のほとんどの病棟から入院患者さんがいらして、理学療法を受けておられます。また外来の方々の理学療法も行っており、入院・外来合わせて多い時で1日90名以上の方に利用していただいております。1階にある理学療法室で治療を行うことが多いのですが、階段やスロープ、砂利道等を備えた屋外訓練施設やセンター内の階段や廊下を利用したり、各病棟や病室に伺って治療するなど、全スタッフが患者さんの様々な状況に合わせた対応をするように心掛けております。また退院される患者さんの運動能力を日常生活で有効活用するために、ホームプログラムを作成することもあります。センター内の活動だけでなく、介護予防事業の一環として、県内3カ所にある福祉エリアを会場とした地域リハビリ健康教室を毎年開催し好評を頂いております。理学療法(PT)部門では、これからも皆さんの運動能力向上や健康増進のお役に立ちたいと考えております。

シリーズ理学療法その2

適度な運動

理学療法部門では、運動療法・物理療法・装具療法などが行われていますが、中心となるのは運動療法です。患者さん一人一人の状態にあわせて、さまざまな運動メニューを作成します。運動の目的には、(1)関節の動きを拡大する、(2)筋力や筋持久力を高める、(3)呼吸循環系持久性(体力)を向上させる、(4)神経筋の活動を再教育する、などがあります。そのような運動と、日常生活で繰り返される起きあがりや立ち上がり、歩行などの動作練習を組み合わせることによって、少しでも体の動きを楽にしてもらおうというのが理学療法の狙いとなります。運動を継続することは、大変難儀なことです。1人で運動を続けるというのは強い意志が必要で、途中で投げ出したくなるのが普通です。さらに無理な運動をすると、体のあちこちが悲鳴をあげます。自分にあった適度な運動を根気よく続けていただくために、我々理学療法士がそばについて援助します。退院した後は私たちがそばについていることはなくなります。それでも体のメンテナンスのために運動を継続していただくことが望ましい人もいらっしゃいます。ご自宅でできる簡単な運動メニューをお渡しすることもしておりますので、「適度な運動」メニューをご希望でしたら、担当の理学療法士に相談してみてください。

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